マナーと観劇と

ひさしぶりにまたブログでも書いてみるかなという気になった。

オタクというのは誰か影響力のある人がこうと言ったらそれに従ってしまうところがあるような気がする。マナー問題もそうだ。
私は最近舞台を見始めた茶の間なのでほかの人に迷惑をかけないように気をつけているつもりでいる。つもりなので実際ほかの人が見たらどうかはわからないが。
で、最近よく愚痴垢の人たちの間でマナーがどうこう言われてるのを見て舞台が中々一般の人の趣味にするには敷居が高いと言われている理由のひとつはこの口うるさいマナーにあるんじゃないかと思った。
舞台は自分一人でみるものではない。
だから他の人の迷惑にならないよう自分で注意して望むのがいい。それは当たり前のことなのだがマナーがいきすぎるとそんなに言うならめんどくさいから円盤出るまでいいやライビュでいいやってなる人もいるのではないかと思った。
一番不思議に思ったのが泣ける舞台での観客のマナーについてだ。
最近見てびっくりした感想で
泣ける舞台だからって鼻すする人がうるさくて集中出来ない。うるさい。そういう奴は舞台にくるなと言う意見だ。
びっくりした。
面白ければ笑う。感動すれば泣く。
人間として当たり前の感情すら他人の為に我慢しなければならないのだろうか?
私は元々映画館の感動物を見て泣くのも恥ずかしいタイプの人間なのであまり舞台で泣いたりしない。だが周りのすすり泣きなどでつられてじんわりときてしまうことはあるしそれが生の舞台、他の方と一緒に芝居を見ているということなのだと思っていた。それなのにそれすら制限しろというのなら舞台に来ない方がいいのは感動移入して泣いている子よりもそれに腹を立てネットに愚痴を吐き散らすあなたの方だと思う。
芝居を見て泣くというのはそれだけ舞台に感動移入、没頭して見てくれているからだろう。だがすすり泣きが気になるという人は舞台を真剣に見ていない、周りの人の反応だけで集中が途切れるくらいの意識でしか見ていないということだ。
だったら役者はどっちに自分の芝居を見てもらいたいか。
絶対に前者だと思う。
舞台は生物とよく言うが観客の反応で役者はノってきたりもするものだと思う。感動的なシーンで誰一人無反応で見られていたらそれは役者にとって嬉しい反応とは言い難いと思う。
舞台中の飲食、会話はもちろん周りの迷惑になるのでしてはいけない。咳も出来ればハンカチなどで抑えるのがいいだろう。泣けるシーンなら女性ならやはり自然とハンカチで抑えたりすると思う。それでも漏れてしまうのならそれでいいのではないだろうか。他の人の反応にいちいち文句つける奴はもう舞台に来なくていい。そんな人と一緒に自分の好きな舞台を見てもきっと楽しい思い出にはならないだろうから。そんな人と見ても舞台見た後の感想は役者の演技、演出、脚本の話ではなく周りの客の反応を愚痴るだけなんだろう。つまらない
検索で「すすり泣きがうるさいって見たから気をつけた」って言っている方もやはりいたのでなんだか息苦しい世の中だなと思った。
マナーは大事だけどいきすぎると自分達の首をしめるだけだから注意すべきだと思う。